学年生徒会 生徒評議会
今回は学年生徒会という組織についてのお話です。
皆さんの中学校には、
学年生徒会という組織はありましたか?
学校全体を統括する生徒会とは別に、
各学年を統括する学年生徒会という組織があります。
今回は、そんな学年生徒会について話していきたいと思います。
- 学年生徒会
- 生徒評議会
学年生徒会
私の中学校の組織図は以下の様になっていました。
組織図の中にある各委員会は専門委員会と呼ばれています。
皆さんの中にも中学時代、
体育委員や風紀委員など、委員会の経験がある人がいると思います。
例えば、風紀委員会であれば生徒の服装検査などについて、話し合います。
この委員会の学年版が学年生徒会です。
組織図でいうと、生徒評議会の部門です。
簡単に説明すると、
各クラスの学級委員長、副委員長が所属するのが学年生徒会です。
学年生徒会はどんな活動をしているか。
私の中学校では月1回、放課後に学年生徒会の集まりがあり、
学年の課題やアンケートなど、学年の生徒から寄せられた要望について、話し合いを行います。
また、学年の掲示物なども作成します。
例えば、体育祭があった月は体育祭で撮影した写真をまとめたものを掲示板に貼ったり、します。
来月の予定表なども作成し、学年の掲示板に貼ります。
一番重要な仕事が生徒評議会で報告する議案を決めることです。
例えば、最近、3年生の服装が乱れている。
改善策として、生徒の朝の登校時に学年生徒会と風紀委員会が協力して、
服装指導を行う。
そして、PCで書類を作成し、来月の生徒評議会で報告する議案について、生徒会に報告します。
そして、生徒評議会で報告を行います。
生徒評議会
次に生徒評議会について説明します。
各学年生徒会の男女1名ずつが学年の総代表、副代表として、参加するのが生徒評議会です。
生徒評議会は1年~3年の総代表、副代表と生徒会役員で会議を行います。
流れとしては各学年の代表が先月の活動報告や議案を発表します。
また、生徒会も議案を発表します。
例えば、予算とかですね。
予算は最重要項目なので、生徒評議会の議決を経た後、
全校生徒が参加する生徒総会で生徒会より提案されることになります。
予算などの最重要項目は生徒総会へ。
それ以外の緊急を要する案件や
簡易的な議題は生徒評議会で承認後、実行に移されます。
ここで、議決をとり、賛成多数で承認されると、議案を実行できます。
実際に私が学年の総代表として、取り組んだ政策を例に、説明します。
1学年生徒会から3学年生徒会へ、生徒評議会において、
1年生も昼休みに体育館を使いたいが、上級生が怖くて、使用できないとの声が相次いでいるとの意見が提出されます。
これについて、総代表の私が3学年生徒会に持ち帰り、対応を協議する訳です。
そして、改善策として、曜日毎に学年の体育館の開放日を設定する。
生徒評議会に通す、議案が決まったら、生徒会に書類を提出します。
そして、生徒評議会がある日は事前に昼休みに1年~3年の総代表だけで話し合いを行います。
ここで、各学年がどのような議案を生徒評議会に通すのか、事前に把握しておきます。
そして、放課後、生徒評議会が開催。
先月、1年生から質問のあった体育館使用についてですが、
資料の○ページにあるように、
曜日毎に、学年の開放日を設定することを3学年生徒会は提案します。
こんな感じで、議案を発表します。
ここで生徒会役員や他学年の代表からの質疑応答があり。
決議に移ります。
賛成多数で承認されると、どのように案を実行するのか話し合います。
体育館の件については、各学年生徒会が学年集会を開き、説明会を行うこと。
放送委員会への協力の要請。
毎月、各学年生徒会が体育館の開放日予定表を作成し、学年の掲示板に貼っておくこと。
このように方向性を決めます。
大体はこのような流れです。
私の中学では体育祭の実施競技についても、生徒評議会で決めます。
このような特別な案件があるとき、
体育委員長などの各専門委員会の委員長
と副委員長、
先生方が生徒評議会に参加して、
話し合いを行うこともあります。
以上となります。
私は3年間、学年の総代表を務めたので、
今回、特別編として学年生徒会、生徒評議会について、書いてみました。
次回
➡体育祭総合優勝の打ち上げで、4組の女子が未成年飲酒事件を引き起こし、大問題になった話です…
3日天下とはこのことか(笑)